2009年12月28日月曜日

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Decade Best Web Technology 2000-2009

本屋を巡って久々に見たメジャーリーグ雑誌月刊SLUGGERで、Decade Best Playerという特集が組まれていました。この2000年から2009年で活躍し続けたスーパースターを選ぶわけです。アメリカではよく10年周期でこのようなDecade(10年)特集が組まれて、スポーツ・音楽・映画など様々な分野のDecade Bestがテレビや新聞を賑わせています。ちなみにDecade Best Baseball Playerは、野手部門がAlbert Pujols、投手部門にRoy Halladayが選出されました(僕自身はAlex RodriguezMariano Riveraかなぁと初心者ながら思ってました^^;)。

というわけで、勝手ながらDecade Best Web Technologyを選出すると…どう考えてもGoogleでしょうね。もう間違いないです。もはやインターネットはGoogleという単語と同義になりつつあり、ビジネスの現場から日常生活まで暮らしの中に『検索』という行為を圧倒的に浸透させたその力は言うまでもありません。まさに2位以下を大きく離しての「これ無しで生活できないWebサービス」No.1でしょう。検索エンジン後発組と称され周囲からネガティブな眼差しを受けていたにも関わらず、PageRankをはじめとする独自の検索技術・圧倒的な検索精度を以て、 InfoseekやAltaVista、Inktomiなど先行検索エンジンをあれよあれよという間に追い越し、2001年2月12日のDeja(以後 Google Groupに統合)買収以来破竹の勢いでM&Aを繰り返すこと大小含めて計59件(2009年12月4日の AppJet(EtherPad)買収まで)、売り上げがほとんど無い状態からその将来性だけでSilicon Valleyの2大ベストVCのSequoia Capital・KPCBから1250万ドルずつを出資させ(通常ありえない)、IPOを実現させました。株価もリーマンショックで最高値747.24ドル(2007年11月7日)から約1/3の株価にまで落ち込む(247.30ドル)も、2004年8月19日IPO時の85ドルから、2009年12月 28日現時点で618.48ドルを叩き出す時価総額200億ドルの怪物です(Google Inc. - Google Finance)。エッジを存分に効かせるサービスを創造するため世界各地の『頭脳』を呼び寄せ、Silicon Valleyの最中心地をStanfordのあるPalo Altoから本社所在地のMountain Viewに若干南下させ、Downtownににぎやかな店をずらずら並ばせた張本人がGoogleと言えるでしょう。まさに21世紀初めの10年を代表するにふさわしいWebの主役です。


各年別にみても2005年まではもうGoogleで、キャズムを越えた(越えつつある)という意味では、2006年はYouTube、2007年はFacebook、2008年はiPhone(ちょっと例外w)、2009年はTwitterというところでしょうか。GmailからGoogle News、Google MapsやGoogle Docsなど身の回りのサービスほぼ全てを網羅しつつあるGoogleが特にこのDecade前半を彩り、IPOを達成した後半5年はもはや一般家庭にも『インフラ』として普及しその歩みを一切止めようとしません。まさに怪物。2006年10月9日、その怪物が16億5000万ドルで買収したのが創業から2年も経たないYouTubeです。動画を Webの世界に引き入れ、高性能・高画質よりスピーディーかつ手軽に動画を視聴したいというユーザーの心理をFlashで見事に掴み、独自の動画組み込みやレコメンデーションでVideo Sharingを一般コンテンツに仕立て上げた立役者がこのYouTubeです。そして歴史的買収から遡ること約2週間前、クローズドベータから一般公開に踏み切ったのがFacebookでした。以後どんどん利用者数を伸ばし、2007年はまさにFacebook躍進の年でした。創業者Mark Zuckerbergが、母校Harvardの学生寮の実名&実写真入り(Face)冊子(Book)をオンラインに移したのがきっかけとなり、リアルな人間関係のマッピングとして初めはHarvard内限定SNSでしたが、以後Ivy Leagueを経て全米の大学、そして高校と広がっていき、一般公開を経て今ではユーザー数3億5000万人の巨大SNSとなっています。ちょうど2007年はその加速的な勢いから、当時No.1 SNSだったMySpaceを抜けるか否かが業界で騒がれていた頃でした(結局2008年半ばにユニークビジター数で追い抜く)。


そして2008年、iPodで旋風を巻き起こしていたAppleが、第三世代携帯として iPhone 3Gを2008年7月11日に発売し、市場に大きなインパクトを与えました。2007年6月29日に発売された初代iPhoneはアメリカと通信方式が異なる日本には上陸しなかったものの、Webブラウザ・カメラ機能・iPod機能を標準搭載し、電話をいちアプリケーションにしてしまった「Revolutionary Phone」(Steve Jobs)の衝撃は今でも覚えています。iPod×iTunes×iTMSのシームレスな利便性及び抜群の収益性で懐疑的なアナリストをぎゃふんと言わせた後、畳み掛けるようにiPhoneをローンチ、その収益構造にさらにApp Storeも加え、インターネットデバイスのトップの座に君臨していると言っても過言ではありません。iPhone 3GになりGPS機能が標準搭載されアプリの幅も広がり、無類の強さを見せています。2008・2009年携帯市場はiPhone一人勝ち状態がしばらく続きましたね。


そして本年2009はTwitterが大躍進、マイクロブログ隆盛の年でした。固有のURLが与えられた140文字以内の「つぶやき」(このネーミングも秀逸)を通じたゆるいコミュニケーション、否、フォロワー数やReTweet数などの数値指標によって極めて効率的に可視化されたリアルタイムコミュニケーションプラットフォームと言えます。マーケティングに利用する 企業をはじめ、著名人も続々とアカウントを取得して参戦、あのObama米大統領もTwitterアカウントを持っています(ただし本人は一度も使ったことがないとのこと)。つぶやきダダ流しのリアルタイム性及びスマートフォン経由による常時投稿可能という背景から、Twitter八分を恐れて常時コミュニケーションを強いられる窮屈感、Twitterユーザー・非ユーザー間の情報格差など解決した方が良い問題点は幾つかあるとは思いますが、やはり2009年はTwitterの年だったという印象を拭い去ることはできません。よりリアルな人間関係に準じたつぶやきコミュニティなど発展サービスが今後出てくるでしょう。


2010年は何の年になるかと考えるならば…やはりAndroidの年になるはず。情報が錯綜する感は否めませんが、Open Handset Allianceとの兼ね合いはあるものの、Google Voiceを搭載するNexus Oneを以てGoogleがまたもWebの主役中の主役に躍り出る予感。そしてAndroid Appを走らせるJavaが復権するのではと予想。2000-2009年の10年間同様、まだしばらくはGoogle様の強いご威光が継続されることでしょう。

2009年12月25日金曜日

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eBayと一線を画すEtsy.comの凄み - IPOはもうすぐか

この程TechCrunchが『2010年の新規株式公開候補、トップ10』を発表しました。Twitterの名は無いにしろ、Facebook、Zynga、LinkedIn、Yelp、Tesla Motors、Skypeなど錚々たるメンツの中に、聞き慣れぬ企業名が…その名もEtsy。でも1度2度聞いたことのあるような…何で聞いたんだろうなぁと思い返していたら、学部時代の友達が「ハンドメイド商品が売り買いできるサイトがあるよー」と紹介してくれて、それがEtsy.comでした。Handmade・Supplies・Vintageの大枠3カテゴリの中で、洋服やアクセサリー、バッグ、その他小物類から食器まで様々なハンドメイド商品が商品データベースにてんこ盛りです。



Silicon Valleyからはるか遠く、アートな気風漂うNew YorkのBrooklynを本拠地にするEtsyはハンドメイド商品売買を手掛けるソーシャルEコマースサービスで、詳しい説明は『Etsy:“ウォルマート資本主義”のニッチを狙うP2Pマーケット』に詳しいです。P2P かC2Cかの議論はひとまず置いておいて、Etsyはデザインと実用性の融合をFlashで以て実現し、圧倒的なFlashビジュアライゼーションを活かし、Colors(色ベースでの商品検索)やTreasury(ユーザーの人気に基づく商品検索)、Shop Local(出品者所在地による商品検索)、Time Machine2(時系列に沿った商品検索)などデータベースと緊密に連動した「かゆい所に手が届く」サービスをリリースしまくっています。ちなみに1商品当たりリスティング費用20セント+成果報酬フィー3.5%という非常にリーズナブルなコストで、コミュニティーサービスも付いたこのプラットフォームに売り手として参加することができます。しかも送料世界中どこでも数百円という商品が少なくないのもありがたいポイントです。

2007 年にはHandmade2.0と銘打ってNew York Timesが7ページぶち抜きで特集を組んだこともあり、創業者Rob Kalinは完全にIPOを視野に入れた上で経営を行い、この2008-09の1年でUnique Visitor数を2倍にし、今年Etsy経由で約2億ドルの商品売買がなされ(昨年の2倍!)、もはや勢いはとどまるところを知りません。比較的リピーターになりやすい女性がコアユーザーという点も、VCにとっては魅力的なのかもしれません。
“これでEtsyは、さらに多くの人たちが物を作ることで生計を立てられるように、この業界でのリーチを広げることができます。Etsyを何百年でも続けたいと思っています。われわれの目標は、Etsyを独立した公開企業にして、あらゆるハンドメイドの品物を専門に扱うことです。”
(『Etsyが$27M調達。AccelのJim Breyerが取締役に』より)



また、Interview with Robert Kalin of EtsyにはEtsyが産声を上げるきっかけや、サービス内部で使われているプログラミング言語など様々なインタビュー項目に Kalinが答えています。
・僕たちは、メディアとしてWebを利用することでショッピングを行えるという新しい活路を切り開きたい。産業革命や企業合併により、個人の芸術家が自身の商品を流通させることが非常に難しくなっている。これを、変えたいんだ。
・RobとChris、それに HaimがEtsyを作ったんだ。2ヵ月半で作り上げ、2005年の6月18日に創業した。Brooklynのエンジェル投資家夫婦に創業資金を工面してもらったよ。
・EtsyはPHP、Python、PostgreSQL、OpenBSD、Gentoo Linuxを活用している。(創業時代の)開発部隊はRobとChris、Haim、Jaredで、彼らがいなかったらEtsyはBrooklynのアパートに埋もれていただろうね。
・(Web2.0サービスをローンチしようとする人々に向けてのメッセージとして、)自分の知見を公にし、ユーザーをとことん愛そう。ほどほどにグラデーションを活用し、目の前の仕事に一心集中し、製品をリリースしよう。バズワードは無視して、ミーティングは気晴らし、開発遅延でユーザーを不安にさせてはいけないけれど、まずは楽しんで!有名になって祭り上げられることに固執することなく、自由でいる方が良いね!

最初見た時、このサービスは1億2億までは伸びるかもしれんけど、10億50億100億円規模とスケールするのはまぁ無理でしょ、と正直思ってました。楽天内でハンドメイド商品を売るショップ、みたいな感じで。投資額だけで約30億円積み上げている今、胸を張ってはっきり言えます…


すいませんでしたww


ちなみに余談ですが、UCLAを去年卒業した友人の小谷さんがprooryっていうハンドメイド商品に特化したEC、いわば日本版Etsyを立ち上げたのでぜひ足を運んで頂けると嬉しいです◎

2009年12月23日水曜日

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東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻(TMI)を改めて振り返る

東大の経済学部を卒業して、今現在スタンフォードに来てはいるんですが、東大経済3月卒業から米大学9月入学までの半年間、東京大学大学院に在籍していました。その名も、東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻(長い!…通称TMI)。実はこのTMI、かなり人気の専攻のようで、聞いたところによると僕の年は競争率6倍7倍ぐらいだったみたいです。そんな高い競争率の中合格したのに、半年で出て行ってしまってどうもすいませんでしたw でも僕の他にももう一人留学した人もいるんで(コロンビア大学)、まぁ勘弁ってことで◎

さてさてこの専攻、何が良いって入試に理系特有の専門試験(化学とか物理とか)が無いんです。
・TOEFL iTP(=英語)
・論理的思考力を見るための問題(=数学)
・小論文(=国語)
この後に教授陣複数vs受験生1人の口述試験があるとはいえ、第一次選抜試験はこの英数国の主要3教科でOKなわけです。そりゃ受験者も増えちゃうぜって話です。そうなると合格者のバックグラウンドも多様で、機械工学や電子工学を学部に学んできた学生をはじめ、僕は経済出身、法学部や医学部出身の同級生もいました。元々就業経験のある社会人向けに創設を企図されていた専攻でしたが、若年期から技術経営の何たるかを頭に叩き込ませるため、紆余曲折を経て学部卒で即入学できるプログラムになったとのことです。

ちなみに留学生受け入れも非常にオープンで、僕の年の同期30人のうち約4分の1の7人は国費留学生の中国出身者でした。このグローバル化の中隣国の中国だけでなく欧米やインドなどから来てもらえるような環境を作り上げる必要はありますが、まぁ…しばらくは無理でしょう。彼ら留学生にとって日本に留学するのも欧米トップスクールに行くのも結局同じ手間で、どちらが良いかなんて正直聞くまでもないと思いますし、わざわざシュリンクする日本市場で活路を見出す非効率的なことは、頭のいい彼らならしないでしょう。TMIが独自の「毛色」(卒業生全員が技術系ベンチャーを創るだとか欧米トップスクールに留学するだとかスタートアップでのインターンシッププログラムを設立するだとか)を見せない限り、彼らの琴線に響くのは何十年も先かなと思いますが。

東大TMI、来年度より英語だけのMOT修士取得コースを開講』(2009年11月27日)
↑これなんて世界視点で考えるともう当たり前にすべきことなんですよね。遅いぐらい。まだ創設されて4年程度のTMIですが、創設時点から全授業英語にしても良かったんですが。

ちなみに大学院課程修了後の卒業生の進路は、いわゆる「東大らしい」コンサルティング・投資銀行が非常に多いです。技術経営を学んだ者としてこのキャリアはどうなの?と思うこともありますが、まぁ個人が描くキャリアパスに関して文句を言うのは時間の無駄ですし、プログラムの理念を汲んでメーカーなどの技術系キャリアに進む人もやっぱりいるようですし、各方面で皆が活躍しているという事実に関しては喜ぶべきことだと思います。


まぁそもそも技術経営とは、“技術を核にした企業経営及びイノベーション創造”と僕は捉えています。となると技術って何やねんって話になりますが、『自然界の現象を現実的な人間の手段として利用するため、道具や体系をつくる(設計・構築する)という目標があり、その中での「設計や構築の方法」』(Wikipediaより)という説明が分かりやすいかなと思いますが…もっと噛み砕くと、『ある状況を実現させるために必要な知識・知恵とそれをいかに活用するかという手段・能力』ということでしょうか。機械技術(原動機・エネルギー、機械・装置)、電気・電子技術(コンピュータ・電算機・電子制御、通信・コンピュータネットワーク、エレクトロニクス)が大枠と考えられていますが、経済・金融、法律や医学ももちろんこの中に入るでしょう。またイノベーションとは何ぞやという話に関しては、これまたWikipediaからですが、『新しい技術の発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革』という説明が適切かな、と。つまるところ、従来の成長型モデルとは異なる、創造型価値追求によって社会変化をもたらすこと、という感じでしょうか。

この技術経営を学ぶためにTMIが提供している三本柱が、技術開発学・経営科学・知的財産経営学であり、各産業界との協力によるビジネスプロジェクトや学術論文作成がこれを支えています。目玉となる授業は俯瞰経営学と技術ロードマッピングです。俯瞰経営学に関しては、担当教授が退官され今年から単位認定無しの授業になりましたが、各チームが分析対象企業を選び夏学期の間キャッシュフローからビジネスモデルまで様々な側面からその企業を分析するプロジェクトです。かなり授業前準備が必要ですが、プレゼンテーション能力・コミュニケーションスキルを含めて、ビジネスセンスが磨かれる授業です。技術ロードマッピングに関しては、僕が離れた冬学期の授業なので直接履修したわけではないのですが、分析対象企業の5年後10年後の成長戦略や市場分析を行い、最終的には企業担当者(CEO含む)にそのロードマップをプレゼンする、というこれまた準備に時間が割かれるタフな授業ですが、評判は良いとのことです。

また授業外では、約1週間米西海岸の有名IT企業(GoogleやYahoo!など)や研究所(Parcなど)、トップスクール(Stanfordなど)を訪問するシリコンバレー研修が有名です。現地の起業家として活躍する日本人と懇親会を開くなど、詳しい内容に関しては「海外研修2009その1」が明るいかなと。

そんなこんなでTMI入学ご希望の皆様、日本で活躍する目標をお持ちであればぜひお受けになることをお勧めします。そして、海外をバトルフィールドとして活躍したいと真剣にお思いの方は、滑り止めにどうぞw

2009年12月18日金曜日

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Readingセクション攻略のコツ - 28点は取りたい。

久しくTOEFL iBT攻略記事を執筆しておりませんでしたので、セクションごとに分けた上での自分なりの攻略ポイントをまとめてみようと思います。で、今回は Readingセクション。Reading/Writing中心英語教育を受け続けている我々日本人にとって、Speakingで8割9割獲得することが難しい以上、ここで点数を確保しておかないと全体としてまずい結果になってしまいます。

僕が考えるに、Readingセクションのアプローチは大まかに分けて2通りあります。
(1)1度パッセージを全部読んで内容を把握してから、各問題に取りかかる
(2)パッセージを全て読まず、各問題が出題される際に指定段落及び周辺の文章を読み解答する
自分は(2)の方法で解きました。(1)のように最初にパッセージを通読して問題を解くと、制限時間のプレッシャーで焦り、自分の頭の中で文章内容を勝手に他の情報で補完してしまい、「なんとなく」で選択肢を選んでしまうことが往々にあります。問題は主に一段落内の情報を基に出題され、パッセージの流れに沿って設問の順番が構成されるので、序盤の問題がパッセージ最終段落にあるということはほぼありません。ゆえに(2)のように設問を解きながら文章を読んでいくと、自然とパッセージ全体を読むことができ最後の文章要約問題も解くことができるのです。

そして結論から言うと、問題にしやすい箇所をいかに簡潔にメモするか、そして、いかに速く読めるか、が大事になってくるかなと思います。

基本的な英文内ロジックパターンは全部でおおよそ4つ。付随するA・Bの流れはメモの仕方の例と考えて頂ければ OKです。
 1. Analogy(類似:similarly, just as) A≒B
 2. Contrast(対照:compared with, unlike) A⇔B
 3. Example(例示:for example) A→B
 4. Causation(因果関係:as a result) A⇒B
特に頻出なのが3.Example で、ReadingのみならずListeningでもよく問われます。"Why B?"と聞くことで、Aを答えさせたい、という形です。キーとなるフレーズを抜き出し関連性を簡単に図示することで、後でメモを見返した時分かりやすいです。

またOpinion Markerは文章構成を把握する上で重要な語句となります。
 1. 形容詞・副詞
 2. 助動詞・seem to(動詞に著者の主観を加える)
 3. 逆説表現の後(but, however)
 4. Therefore, In conclusion, Thus…

そして文章の読み方としては、
 1. 単語単位で読まない…単語をグループ単位で認識する
 2. ブツブツ口に出して読んだり、ペンや指で文字を追ったりしない
 3. 目の動きは止めない…分からない箇所があれば止まるのではなくスローダウンする
 4. 頭を左右に動かさない

ということを、自分にとって効果的な方法を取捨選択してTipsとして頭に入れておくと良いと思います。

2009年12月15日火曜日

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エッセイ執筆はまずイイモノを真似ることから – 読んでおくべき関連書籍

エッセイ作成をゼロから手掛けようとお考えの方、悪いことは言いません、(少なくとも日本人の方は)間違っても自分の力だけでエッセイを作り上げてはいけません。文法重視英語教育の恩恵を受け、Microsoft Wordの自動文書校正機能を使えば、文法の大きなミスは無いでしょう。しかしながら大枠としての英文エッセイ構成然り、類語表現の使い回し然り、まず自分が書いたエッセイは『間違っている』と思って頂いて構いません。その現状打開策として、ネイティブによる添削依頼と共に効果的なのが、出来上がったエッセイ事例を見る、ことが挙げられます。

志望校の在校生にコンタクトを取ってエッセイを見せてもらうというのは非常に良いと思いますが、中々出来ないのが人間、ここで参考になるのが書籍です。出版会社の担当者たちは実際トップスクール留学したことあるの?という疑念は拭い去れませんが、実際のところ担当者たちが頭を突き合わせてセレクトしたエッセイが詰め込まれており、バリエーション多く場面場面に合ったエッセイが揃っているのでかなり参考になるので、何冊か持っておくと文章構成や言い回しの参考になります。英語版があればそれを使うに越したことはないんですが、中々見つけにくいもの、今回は日本語版でどれが良いかをリストアップしてみたいと思います。


新装版 大学院留学のためのエッセーと推薦状(留学応援シリーズ) MBA&ロースクール出願対策完全ガイド
★★★★★(星 5つ)
僕の受験準備期が終わって本書は出版されたため僕自身にこの書籍は利用していませんが、昨今のエッセイ関連図書では最も整理された内容かなと思います。MBA・ロースクールがメインとはいえ、Yale UniversityのMBAを取得した著者ゆえに語れるエッセイ執筆攻略法が存分に盛り込まれており、分かりやすいです。今海外留学をお考えの方はまず手に取って読んでみるべき本の1冊かなと思います。




大学院留学のためのエッセーと推薦状―ビジネススクール、ロースクール出願完全ガイド
★★★☆☆(星3つ)
上記新装版の旧版です。出版年が1992年と古いこともあり中々本屋で見ることは稀かと思いますが、読んで損はしない書籍です。MBAとロースクールという比較的特殊な出願事情の専攻に特化しているとはいえ、他の専攻志望の方もぜひ読んでおくべき書籍かなと思います。




大学院留学入試エッセー―質問分析と構成法
★★★☆☆(星3つ)
Tips的には非常にタメになるものばかりですが、エッセイ事例が若干少なく、説明が長いためうまく順序立てて整理しきれていない印象を受けました。とはいえ、エッセイに対する深い知見、各大学のエッセイ例題に即したアプローチなど、様々な情報が盛り込まれています。




合格留学入試エッセー実例集―大学院留学/学部留学/学部編入
★★★★☆(星4つ)
各サンプル文例に関して、具体的な添削コメント、フローチャートによるアウトライン・内容構成及び各段落別構成など、うまく整理された内容となっています。実際のエッセイ作成者のバックグラウンドも学生から社会人、MBAはもちろん、文学・社会学から生物学・工学まで幅広いです。各受験生のゴールに見合ったエッセイを掲載しています。



こうした書籍は非常に助かるものですが、依存し過ぎることなく、あくまでサンプル文例リストという認識でお使い頂ければより効果的になるかなと思います。

2009年12月14日月曜日

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これからのOpen Educationの「仕組み」とは?

ようやく精神力と体力をかなり摩耗した期末試験も終わり、一旦プレッシャーから解放され落ち着いた日々に戻りました。最近はベイエリアは梅雨に入り、乗っているマウンテンバイクの土はねがカバンにつく面倒臭いシーズンになりました。ちなみに昨日は地元の日系人のお宅(超デカい!)にご招待され、昼からカニ・寿司・ローストビーフを頂くクリスマスパーティーに参加しました◎

さてさて、先週の試験期間中、『ウェブ進化論』著者の梅田望夫さんのオフィスを訪れ、ランチ@Kappo Naminami(Mountain View)をご一緒しました。ランチではOpen Education、そしてGoogleの狂気に関してお話してきました。

巷ではiTunes UだとかYouTube EDU、MITのOpenCourseWareだとか、いろんなオープン教育映像コンテンツが出回ってます。ちなみに東大もUT OCWを立ち上げて「知の開放」を掲げて波を逃すまいと必死です。しかしながらこうした映像コンテンツはただ置かれているだけ。「教育」としての仕組み作り、つまり『遊び』から『勉強』に向かせるインセンティブの仕組み作りが未整備、ということです。YouTubeやiTunesがクリティカルマスに達しているという理由で、映像コンテンツを置いているに過ぎません。インターネットがインフラ化し皆の手元に届いている現在、 YouTubeなりGyaoなり放っておけば何時間でも『遊び』に時間を費すことができる中、『勉強』の方に体を向かせる力添え・インセンティブ提供を行う必要があるわけです。つまり、いかにコンテンツを整理するか、に加えて、いかにユーザーのスティッキネス(滞留率)を向上させ勉強のモチベーションを与えるか、ということを考える必要があるわけです。以下続くのは、教育をサービスとして考えた時の話です。

最近梅田さんも注目しているのがWestern Governors Universityで、講義受講・試験受験・レポート提出はオンラインで済み、学位も出るという先進的なWebベースの大学です。しかしながら、皆知らないような大学の学位を取ることが高等教育を受けるインセンティブになるのか?ただ勉強することが目的なのか?という疑念は拭い去れません。前者に関しては、おそらく大半の人が「そんな学位いらない」と答えるでしょうし、後者に関しては、おそらく過半数の人が「将来のキャリアパス(ビジネス・研究)に直結しているから大学で勉強している」と答えるわけで、決してWebベースのオープン大学システムだからといって市場にイノベーションが起こるというわけではないはずです。文書共有サービスScribd学位論文有料販売モデルも、ある程度の利益は生み出すでしょうがまだまだ先は長そうです。

これに欠けているのが、最も教育システムで大事な『ラーニングコミュニティーの閉鎖性』だと私は考えます。ここで参考になるのがやはりアメリカのトップスクールの授業内コミュニティーとオープンソースのコミュニティーです。前者に関して言えば、毎週の課題や定期試験然り、膨大なハンドアウト・資料、TAによる授業サポート然り、学生を学業以外に目を向かせないようにする、いわば強制的な閉鎖性が学生の勉強へのモチベーションを維持させ、一流大学を一流たらしめる要素の一つなのではないかと思います。後者は、オープンソース製品の開発に貢献すればするほどコミュニティー内評価が高まり、結果的に、エンジニアとしての評判が仕事獲得、製品レベルの向上が市場創成・ビジネス化につながる、というように明確な出口が存在します。これはもちろん前者の学業に関しても言えることです。つまり各講義における閉鎖的サポートシステムと出口としての食い扶持確保が揃って初めて、人は『遊び』から『勉強』に(膨大なエネルギーを投じて)姿勢を変えるわけです。

実例で言えば、StanfordはSCPD(Stanford Center for Professional Development)を通じて通常の生徒同様の教育環境(通常授業のビデオ版レクチャー提供、試験・レポート提出有り、TAによるサポート)をフルタイムで通学できない人(主に社会人)向けにオンラインベースで提供しています。また、評判の高いオンライン相互添削サービスLang-8は京都発のかなり良いサービスですが、もっとそうした専門分野としての閉鎖性(学習プラットフォームとしての在り方)、添削のインセンティブ付与(例:添削評価が高ければ国際的なジョブポジションがゲットできる、資格につながる)などが整えば、より充実した(プロフィッタブルな)サービスに化ける可能性は十分に備えていると思います。

正直大学の存在に関して言っているわけではないのでシグナリング理論を持ち出されると先に進まず、新たなビジネスチャンスの芽が摘まれてしまいます。「この大学に行きたいから・この勉強をしたいからここの大学に入った・この講義を取りたい」と純粋に考えて意思決定をしている人もいるわけです(僕がそうです)。高密度の学習経験を与えて成果を生み出すことで、代替可能性の無いアウトソーシングの難しい人材、もしくは代替を迫られた時に再学習で新たな強みを獲得できる人材(from『フラット化する世界』著者:Thomas Friedman)を輩出する、という今後のグローバル化で生き残るための命題を満たすことが、今後の教育システムの課題になってくるでしょう。

…さてさて、昼から豪勢な食事を頂いた昨日の影響で、今日はこの記事書きつつ若干胃もたれ気味です。でもでも、本当に美味しかった!!!!最高◎
↓パーティーの様子◎

2009年12月2日水曜日

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スタンフォード講義・期末試験事情 - 3ヵ月でいかに詰め込むか

さてさてもう12月がやってきまして、日本ではクリスマス商戦だか年末年始テレビ特番だかでてんやわんやみたいで、こちらでもBlack Friday(Thanksgiving weekの金曜日はそこかしこで超特売が行われる)やCyber Monday(Black Fridayで売れ残った在庫をネットで売っ払う)の話題で持ち切りでしたが、そんな喧騒お構い無しにこちらではFinal Exam(期末試験)が来週まで迫ってきました。

振り返ってみれば、スタンフォードでの初学期、学業に関して言えば何が何やらよく分からないまま流されてたような気がします。予習に時間を割けず(これ大反省ポイント)、それでいてフォローアップに時間がかかり、日本語で言われりゃすぐ分かること(だとフォローアップ後に気付くこと)が英語では「ん?」といちいち疑問符を打ってGoogle様にお尋ねしないと進まないこのもどかしさ。はぁ、哀れMy English Skill。日常生活は何とかなるのが逆に厄介で、ここから英語スキルを底上げしようと思わないんですよねぇ。いや、思うんですけど、他のコトが気になって放ったらかしになってしまうんです。これも反省。学期が終わったら必ずFriendsを全10巻観て英語上達してやる!…ってこないだeBayで全巻セット買ったら10巻のカバーだけ無かったから文句言わないかん!忘れとった!!

そういや話変わって、こないだたまたま知り合った日本大好きエルサルバドル人(26歳)のPh.D.(薬学部)の人とご飯食べに行きました。以下全て彼のセリフ(英語)です。最初に断っておきますが、僕はワンピース以外はジャンプ系の漫画をあまり熟読していません。


- マコート、日本のアニメでは何が好き?僕はナルトが一番好きで、二番目はブリーチだな。

- オゥ、マコートもナルトとブリーチ知ってるのか!

- 僕はサクラちゃんが大好きです(壁紙がサクラちゃんのiPhoneを見せてくる)、ウへヘヘヘ。

- そうそう、キュートなんだよ。マコートはナルトの中で一番好きな戦いはどれだい?

- そうか、確かにシカマルはスマートだよね。じゃあマコート、二番目に好きな戦いはどれだい?

- え、無いの?じゃぁ僕の一番好きな戦いはどれだと思う?

- 違うよ!僕が一番好きなキャラクターは誰?もう答えは分かるだろ!?

- そう、僕の愛するサクラちゃんが暁に勝っちゃうんだよ!じゃあ二番目に好きな戦いはどれだと思う?

- 違うよ!僕が一番好きなキャラクターは誰?もう答えを言ったじゃないか!

- そうそう、ナイスだマコート。じゃぁブリーチで一番好きなキャラクターはどれだい?

- そうか、主人公は皆の人気者だからね。じゃぁ二番目に好きなキャラクターは誰だい?

- そうか。格好いいよね。まぁ僕は12番隊隊長の涅(くろつち)マユリが一番好きだな。マーッドサイエンティスト…ウへヘヘヘ。

- 二番目に好きなのは6番隊の朽木白哉隊長だな。でもやっぱりマユリがグレートだよ。マーッドサイエンティスト…ウへヘヘヘ。え、僕はマッドサイエンティストにはならないけどね。じゃぁマコート、僕の一番好きな戦いは何だと思う?




…もう順番いいから!!!!www

サクラちゃんとマユリ隊長が好きなのはもう十分分かったから!!もうおなかいっぱいです。とはいえ、この後も彼のナルト・ブリーチ談義はしばらく続くのでした。

まぁこんな感じでいろんなことはありますが、何とか最後の期末試験は人並みの成果を残したいと思います。これをこなせば日本での楽しい年末年始休暇!!頑張ろう。いや、ほんまに。

2009年12月1日火曜日

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Google Jam - 世界から天才たちが本社に集う日

23000人から選び抜かれた0.1%の天才23人がGoogle本社に集い、プログラミングスキルをだけを武器に黙々と作業をこなすGoogle JamがMountain View本社で先週行われました。Google App Engine上で動作するコンテスト用プラットフォームで自分の得意なプログラミング言語を駆使し、課題に立ち向かっていました(最終ラウンドの課題は、電話会社のセルタワー構築における最大効率化とのことです)。



何と表現したら良いか分かりませんが、この会場の熱だけは動画を見るだけでひしひしと伝わってきます。人間工学的にデザインされた最新キーボードではなく、10年以上愛用してきたシミだらけのキーボードを持参して戦いの臨む人がかなり多いようです。ここまで熱中できるものがあることに、もはや清々しさすら感じ、嫉妬心を感じざるを得ませんでした。ちなみに、今回は2年連続で中国出身のLou Tianchengさんが優勝したそうです。

↓2年半前に行ったGoogle本社です◎