2009年5月23日土曜日

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Stanfordを志した本当の理由(3)

JTPAシリコンバレーツアー2007で印象の残った金言の1つが、「日本で付き合っていた人たちが全員日本人であることを異常に思えるようになります。」です。確かに生まれてから幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と、周りに留学生や外人の友達がほとんどいないという環境が当たり前で、知らず知らずのうちに、日本が世界の中心という感覚ですらなく、日本だけが自分の世界だという感覚に陥っていたことに気が付きました。

グローバル経済圏の中で取り残されているのではという危機感が、国境の存在や市場の動向などを意に介すことなく自分の興味あることをその道の最高峰で学ぶ・実践すべきだという情熱に昇華されていくのを自分の中でひしひしと感じました。そういった感情の渦巻きの中で「自分のワクワク感、ハッピー感で渡米を決断するのが大事。」 という言葉を聞いた時、これだ、と。半ば思い込みにも似た直感的な決意で、大学院留学という選択肢が自分のプライオリティーの中で1番になりました。そして目指すなら山の頂、SVツアーでその貫禄を存分に味わったStanfordだ、と。

正直高望みです。留学経験は無い、VISAって何?、英語力も受験英語のみで中の下、そもそも大学院留学に必要なツールや情報を得る術も知らない、そんな状況でしたが、一度決意したら目標達成に向けて突っ走ることができると自負しており、高校時代のハードラースピリッツを思い出して(陸上部に所属して110mHに取り組んでました◎)、まずは短期目標である Stanford合格に向けて1つずつ着実にハードルを越えていくことが大事だと信じ続けてきました。ツアー中に梅田望夫さんが仰っていた、Muddle Through & Tenaciousness(先行きが見えなくても困難に立ち向かい前進し続けること)の重要性を肌で感じることになったわけです。

というわけで、努力の結果勝ち取ったStanford合格(また"努力"の具体的な内容は後述しますね)。今までの経験の比では無い程充実した経験を積めると確信して、秋からベイエリアに渡ります。梅田さんに合格を報告した時、『会社にも一区切りつけて、本格的に留学して勉強、というのは正しい「次の一手」と思います』と仰って頂き、やはり自分の選択は間違ってなかったんだ、直感を信じ続けて良かった、とほっと胸をなでおろしました。本当の意味でこの選択が正しいか間違っているかは何年も何十年も経たないと分からないとは思いますが、"in the right place in the right time"を常に意識するようになったキッカケは2年前のこの旅です。ツアー中は毎夜メンバーとセッション参加者がお酒を交わして熱く語り合い、中にはいきなりRubyのコードを書きだす方もいました。こっそりバイオベンチャーのオフィス内部に入らせてもらいました。腹いっぱいGoogle Lunchも食べました。食べ過ぎと眠気でOracle内講演では最前列で軽く居眠りしました。悪路面のせいでバスに酔いもしました。サマータイムのせいで集合時間に遅刻もしました。いろんなことがありましたが、『良かった』『楽しかった』という言葉では陳腐過ぎて表現し切れないぐらい自分の人生に振れ幅と選択肢を与えてくれた、この最高の旅に参加したことは正しい選択肢だったと今断言できます。

さぁ、これからです。合格はゴールではなく通過点だなんてもう分かっています。これから自分が何を成すべきかしっかり考え、座右の銘『一生青春』を地で行く人間になりたいと思っています。

"Stay Hungry, Stay Foolish."